<番外編>競技ヨーヨーの観戦・楽しみ方

数年前、地区大会が5カ所になってから、全国で6カ所のJYYF公式大会が毎年開催されるようになりました。それ以外にも、数多くの大会が企業・有志によって開催されています。

一昔前は、参加者しかいなかったヨーヨーの大会ですが、今では、若年層のご両親・ご家族、20代プレイヤーの奥さんや彼女、ヨーヨーを始めたばかりの人の観戦、そして、純粋に競技ヨーヨーをみるのが楽しい人も増えてきています。

その観戦が楽しい!という人はもちろん、見に行ってみたいけどどうなんだろうという人を対象にヨーヨー大会の見所を、ここで紹介できればと思います。

見所1: 圧倒的な技術力・トリック

やっぱり、ヨーヨーは技術の競技。多くのプレイヤーが、長時間練習して磨いたテクニックをステージの上で披露します。知っていればもっとおもしろいと思いますが、難しい技術やマニアックなトリックを覚える必要はありません。以下にいくつかポイントを。

1.スピード

スピードがあれば、その分、コントロールが難しいわけで。早いプレイヤーはそれだけですごいんです。

2.スムーズさ、なめらかさ

早いのもいいのですが、スムーズだったり、技がなめらかだったりすると「おーっ」てなりますよね?

3.ダイナミックさ

やっぱり、コマゴマした技より、ダイナミックで大きな技がみたいです。そんな技がでたら「おー!」って歓声をだしてあげてください。寝っ転がったり、 くるっと回ったりするのもみていておもしろいと思います。

4.個性

みんなと同じことをしている人よりも、ちょっとかわったことをしている人を探してみるものおもしろいかも。

5.ミスのなさ(完成度)

すっごいミスがなく正確なプレイの人がたまにいます。どんだけ練習したんだろう・・・って思いをはせてみるのもいいかもしれません。

見所2: いろいろなスタイル

ヨーヨーって、実は5部門もあるんです。1Aから5Aまで。それぞれがまったく違った動きをしますので、それを意識してみてみるとまた違ったおもしろさがあるかもしれません。

1A

1個のヨーヨーをつかってスピーディで複雑な技が展開していきます。集中してないとおいてかれますよ。

2A

2個のヨーヨーを使って、かなりダイナミックに動きます。ヨーヨーは基本的に常に円軌道を描いています。前転とか、寝っ転がったりとか、ブリッジとかが見られるのはこの部門。アクション満載です。

3A

2個のヨーヨーを使って、ゆったりですが、とてつもなく複雑な動きをします。2本の糸が絡まったりほどけたり・・・一見地味に見えたりしますが、 すっごい真剣さがよく伝わってくるので、生でみると印象が違ったりします。

4A

ヨーヨーと糸が離れています。「は?」と思うかもしれませんが、ヨーヨーが空に舞います。それを、ムチみたい「ヒュッ!」ってとったり、体のまわりをまわしたり。もちろん、失敗すれば、落っこちて転がっていってしまうので、一番みていてハラハラするかもしれません。

5A

ヒモを指につける代わりに「おもり」をつけてプレイします。ヨーヨーとおもりの張力でヒモが「ピンッ」となりそれが、まわったり、浮いたりします。物理的にみていて不思議な動きを数多くしますので、クルクルまわるのをみるのが好きなら楽しい部門です。

見所3: パフォーマンス

実は、決勝の得点のうち30%はパフォーマンス・スタイルという部分で構成されています。そのため、プレイヤーは、かなり、見せ方や音合わせ、 表現に気を遣います。その中でも、これって大会?っていうぐらいの演技をする超演劇派が何人かいますので、それを楽しみにみてもらってもOKです。

見所4: 好きなプレイヤーの応援

個性豊かなプレイヤーも数多くいます。お気に入りをみつけてそれを応援してみるのもいいと思います。同じ出身だったり、性格が合いそうとかでもOKです。

GIOYでも、多くのプレイヤーを紹介しているので、「トッププレイヤーズ」でチェックしてみてください。

実は、大会に行ったことないという女の子ファンのみなさん、損をしています。ヨーヨー界、実はかなりのイケメン揃い。カッコいい子が真剣に演技している姿を生で見に来ませんか?

見所5: ファッションや音楽

もちろん、ステージで見られていると意識している以上、プレイヤーもかなり服には気を遣います。好きなブランドでそろえるプレイヤーや、うまく コーディ ネートをしているプレイヤーも数多くいます。そんなファッションをチェックしたり、BGMに使う音楽に聞き入ってみるのもいいかもしれません。自分が好き なアーティストの曲を使う選手がいるかも。

最後に

と、上記でいろいろと、おすすめポイントを紹介しましたが、ヨーヨーは、やってもたのしいけど、みててもたのしいものだというのは、実際にみてみないと分かりません。

以下に、実際の大会のビデオのリンクをおいておきます。みてみておもしろそうなら、近くの大会に足を運んでみてください。ヨーヨーしたことなくても、もってなくても全然OKです。野球観戦やフィギュアスケート観戦のつもりで、お気軽にどうぞ。

ヨーヨーフリースタイルビデオ

 

(2010/11/12更新)